旅のしおりづくり

木曜から2泊3日で母と行く北海道旅行の行程表をつくっております。

入院中から旅行を楽しみにしていた母。まだ満足に言葉も話せないうちから、枕元にどっさり積まれた日本各地のガイドブック(私のしわざ)をめくってはせっせと折り目をつけていた。
見てみると、観光名所等は一切なく、ただただ「美味しいもの」がチェックされているだけ。
そう、食いしんぼの母にとっては「旅行=美味しいものを食べに行く」なのでありました。

当初は「沖縄に行って(美味しいものを食べて)みたい」と言っていたのですが、いつのまにか「暑い」と北海道に希望地を変更していた母。そりゃ夏の沖縄は暑いわね。「それに、沖縄より北海道のほうがお魚が美味しそうだもん」とのことで、前世は猫だったのではないかと思うくらい魚好きの母にとってはそっちのほうがメインの理由なんじゃないかと思います。

看護師さんやリハビリの先生方も、「旅行を楽しみにリハビリ頑張って!」と励ましてくださって、おかげさまで退院から2ヶ月足らずで旅行を実現させることができました。改めて皆様に感謝です。

そんな母はすっかり元気なのですが、飛行機に乗ったことがない。もちろん北海道は初めてだ。
そもそも父をひとり置いて家を空けるということ自体がこれまでなかったことなのですが、死の淵をさまよったことが劇薬になったようで、「せっかく助かった命だもん、うんと楽しまなきゃ!」と吹っ切れたようです。娘にとってはもちろん溌溂と人生をエンジョイしてくれるほうがずっと嬉しい。
なので、この旅行は完全に母の希望を聞いてコーディネートしようと思う。

母親「とにかく博多駅まで行けばいいのよね?あとはサクちゃんがやってくれるのよね?」
サク「お任せあれ!お母さんはただ付いてくればいいよ。で、札幌でどこか行きたいとこある?」
母親「ウン。あのね、これとね、これとこれと、これを食べたい」

「行きたいとこ」と聞いたのに「食べたいもの」でしか答えてくれない。でも食べたいものははっきりしていて、店まで指定されたので、私は旅の行程を食を起点として作成しなければならない。
お昼にここでこれを食べて、夜があそこであれを食べるから、動線と空き時間を考えると2時間でおなかを空かせるために北海道大学を散策するのがいいな・・・とか。最終日にはあれを食べるとして、じゃあその付近でお土産を買えるように時間を組もう・・・とか。主役は食。必携品は消化薬。

でももうひとつの主役は「お世話になった方々にお土産を買う」という目的です。
リハビリの先生にはこれ、毎日通ってくれた大叔母にはこれ、たくさん見舞に来てくれた私の友人たちにはこれとガイドブックにたくさん赤丸がついています。それがかなりの量なので、キャスター付のキャリーケースを持っていくことにしました。行きはカラッポ、帰りはずっしりと重いことでしょう。
その重みは母と私を応援してくれた人たちの存在。いい旅行になること間違いなしですね。

帰ってきたらお土産渡しを兼ねて御礼行脚をするつもりです。それも含めて楽しみです。
[PR]
by saku_2425 | 2010-06-29 01:05 | うたかた日記
<< 北海道に行ってきました! 小沢健二 コンサートツアー“ひ... >>