あの夏の花火2010

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今年も行ってきました、花火大会。無事に引越しを完了させた(でも相変わらずご近所の)猫ちゃんとお出かけです。
花火が打ちあがる海辺までふたりでぶらぶら歩いていって、ずらっと並んだ露店で焼き鳥やから揚げや肉巻きおにぎりや焼きとうもろこしやビールを買い込んで夏祭り気分も堪能しました。

浴衣姿の娘さんたちがたくさんいて、こんなに暑いのに浴衣で、バッチリ髪までセットするなんて、やっぱり恋愛パワーでもないとできないよ・・・と羨ましいような、面倒くさいような気分で眺める。去年の大濠花火大会に浴衣で出かけた同僚たちにも「彼氏でも来るの?」って訊いたっけ。
私もそのうち「浴衣を見せたい!」と思うくらいの人に出会うのかしらねえ、などと物思いに耽りながらとうもろこしをしんみり齧っていると、花火がどんどん打ちあがり始めてすぐ忘れる。

ああ、この強烈な一回性!ドン、という音が腹に響き、髪が煽られ、灰がひらひら降ってくる。
漆黒のカンバスに続々と咲き乱れる光たちを眼前に、頭の中ではドリカムの「あの夏の花火」がエンドレスリピートです。「♪今頃あなたも誰かと今年の花火を見てるの?」ってやつですね。
いや、私、好きな人と花火見たこととかないんだけど、春の桜、夏の花火、秋の雲、冬の雪という「季節の象徴」はつまり、普段からじゃんじゃん流れ去っていってる時間というものがふいに目に見えちゃう瞬間なのだろうと思うのです。そしてそれはようするに、人が「死」を目の前に見る瞬間でもあるよな。

浜辺に腰を下ろして一様に空を見上げている人々を見渡しながら、ふと「この中に、来年の花火は見られない人がいるんだろうな」と思う。どのくらいの確率か分からないけど。私かも知れないけど。
右隣では小学生の女の子たちが「花火チョーうるさいー」「煙さいあくー」「誰かアイス買ってよ」等々ぶちぶち文句を言っていて、左隣では浴衣姿の高校生カップルが一言も喋らずじっと指を絡ませあっていて、前方では白髪の老夫婦が水筒からお茶を注いで分け合っている。

そして花火は誰にも等しく過ぎゆく時間を、過ぎゆく生命を高らかに謳い上げるかのように華々しく雄々しく炸裂し、今年の夏を奉納したのでありました。

さあ、夏が終わりました。誰が何と言おうとも私は秋を迎えますよ。身体も心も秋仕様にしてしまいますよ。
秋と言えば読書の秋。スポーツの秋。勉強の秋。旅行の秋。恋愛・・・の・・・、まあとにかく一年でいちばん好きな季節であります。「今年の秋は短い」とどこかで誰かが言っている気もしますが、明日から残暑ではなく初秋ですので、そこのところを徹底すれば大丈夫(何が?)。

楽しみましょう!
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by saku_2425 | 2010-09-05 01:58 | うたかた日記
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