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王様の人事面談

このタイトル、響きだけで怖い・・・(笑)

ちょっと前のことですが、人事部長でもある王様と、一対一の人事面談をやりました。
うちの会社にはかなり明確な人事評価の仕組みがあり、
キャリアアップ(要するに出世)を目指すならこの評価制度で、
アシスタントを望むならこの評価制度で、
別の方向を探るなら要面談、みたいな感じになってます。

今回、私がどの評価制度を選ぶか。
つまり上を目指すのか、現状維持を望むのか、別の方向に行きたいか、
これからのキャリアのあり方を決定しろという面談です。

私にしてもいろいろ思うところはあり、うーんと考え込んでしまったのですが、
そこに切り込んできた王様はやはりすごかった。

「こんな質問、セクハラと取られるかも知れないけど、でも現実的に大事な問題だから聞いて」
との重々しい前置きの後、おもむろに切り出す。

「サクさんの婚約者は、転勤が多い人だよね。結婚したら会社を辞めざるを得ない?」
・・・はっ?転勤が多い?というか、婚約者?
「それともできる限りは続けて働く?その場合、共働きに対する彼の理解はある?」
・・・え、り、理解?
「デリケートな問題で答えにくいだろうけど、昇格させるなら把握しとかなきゃいけないし・・・」

ちょ、ちょっと待ってー!何か間違ってるー!
たぶん、来月結婚する同僚のデータと微妙に混じっていたと思われる(笑)
慌てて誤解を解いているうちに、何だか相方さんの情報を詳細に提供する羽目に陥り、
さらに「結婚後も基本的に仕事は続ける」という自分のポリシーを説明しているうちに、
「じゃあその辺は彼氏としっかり話し合って。昇格したらさらにハードだよ」と念を押され、
というか、まだ結婚するわけじゃないです!とかなり必死に訴えてるうちに、
1時間10分が経っていた・・・。

机に戻ると、周りの人々がびくっとしたような顔で私を見る。
「・・・どうしたの?よれよれだよ?」
そりゃあよれよれにもなるわさ・・・。
というか、何の面談だったんだ。結局、大事なところの結論出てないし。
というか、なぜあそこまでプライベートを必死に説明しなきゃいけなかったのだ??
もしかして、最初にわざと間違えた?王様?

頭は切れる人だけど、人事には向いていないのか、それともすごく向いているのか、
いずれにせよものすごくディープな個人面談でした。
・・・とほほ。
by saku_2425 | 2006-05-28 12:51 | 仕事というもの
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