少しずつ、少しずつ世界が色を取り戻していくような日々。
凝り固まっていた思考や感情が、雪どけのようにちょろちょろ流れ出す気配を感じる。 日常を構成する全てのことがむきだしの神経に刺さってくるようなつらく痛い時間だけど、 基本的に傲慢で頑な、自信過剰(たぶん)な私にとっては、 このくらいの衝撃でもないと「自分を変えていきたい」と思うことはできない。 経験して良かったな、と心から思えるまではまだしばらくかかるだろうか。 でも、視界が広くなったような感触はすでにあるから、意外と近いのだろうか。 押し寄せる感情や思考の波の合間に、避けられない問いを垣間見る。 「私が本当に欲しいもの、譲れないもの、望んでいるものは何?」 「この世に生まれて、この人生で成し遂げたいことは何?」 「この世でどんな存在になりたい?どんな仕事をしたい?何を幸せと感じる?」 考え抜くことを、突き詰めて向き合うことをいつの間にか放棄してはいなかったか。 もう一度、ていねいに自分と向かい合い、ビジョンを描いてみよう。 時間はあるんだからゆっくりとでいいし、きちんと固める必要もないと思う。 ただ、逃げていては新しいものは生まれないような気がするので。 自分の人生は自分で責任持って決めたいし、地に足をつけて歩んでいきたいから。 このブログ、引っ越そうかと思ってたけど、しばらくここで続けてみます。 自分勝手な、内省的なものが多くなるかも知れないけど、 格好悪いことも、恥ずかしいことも、全てひっくるめて私を構成しているのだから仕方ない。 もともと自分のために始めたブログですので、その辺はご勘弁ください。 だってね、今日ってね、立春なのですって。 暦はめぐっていくのだよ。 めぐって留まらずどんどん流れて、決して元には戻らない時間というものの性質を、 切なく悲しむのではなく、愛しく頼もしく感じていたい、それだけは切に願っているのです。
by saku_2425
| 2007-02-04 22:46
| サクのつぶやき
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