人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ちいさないのち

いい天気ですね~。さわやかな4月。
そんななか、今から仕事に行くのですが・・・。無事に会社にたどり着けるかしら。
気持ちよさに誘われて、すっごく寄り道してそうだ。

昨夜は、帰りぎわ同僚の家に寄ってきました。
居間に布団を敷いて横たわり、「ひまだよん」と愚痴る彼女に、DVDとマンガを差し入れ。
ちょうど仕事から帰ってきた旦那さんがコーヒーを淹れてくださり、
布団の彼女を囲んで3人で小一時間おしゃべりして帰ってきました。

若々しい小鹿のようにほっそりとした、まるで少女のような同僚。
彼女のおなかには小さな小さな命が宿っている。
だけどそれはひっそりと弱っていて、まだ彼女のおなかに根付いてくれない。
何とか根付いてくれるまで、今の彼女にできることは絶対安静しかない。

妊娠が判明したのは先週。
判明と同時に、危機的状況を宣告された彼女はすぐに電話をしてきた。
「うちは仕事やすむ。退職してもいい。布団から一歩もでないから」
彼女には一度、初期段階での流産経験がある。決断をためらう人なんて誰もいなかった。

「みんなには言わないでね。ほら、どうなるかまだ分からんから」
「どうなるか分からんなんて言いなさんな。大丈夫だから」
そう答えながらも、たしかに今できることは安静にするより他には、祈ることしかないんだと思う。
命を授かるということ、それを母体に根付かせること、育てること、世界に生み出すこと。
その道のりのすべてが何と険しく、厳しく、奇跡的なことだろう。

バンビちゃんのところにやってきた命、ためらわずに恐れずにそこに根付いてほしい。
小さな切実な命のたまご、愛と祈りに包まれて、どうかどうか育ってくれますように。
by saku_2425 | 2007-04-14 12:20 | うたかた日記
<< 携帯を替えました。 夜食はうなぎ。 >>