福岡県立美術館で開催中の「華麗なるアール・ヌーヴォー、アール・デコの世界」展。
今日、猫ちゃんと行ってきました。 朝から何となく身体が重く、疲れのカタマリが巣食ってる感触があったので迷いましたが、 行けばおそらく癒されるであろう!と判断して出かけることに。 結果的に大正解でした。 この美術展、その名の通りアール・ヌーヴォーおよびアール・デコを代表する作家展で、 エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックの作品を観ることができます。 ・・・と、知ったように書いてますが、私が知っていたのはガレくらいのものです(笑) アール・ヌーヴォーという芸術形態にも特に興味があったわけではないし。 でも、三者三様で、素晴らしかったのです。 ガレの深い教養と芸術性によって育まれた作品たちは、どこか陰を含み、重厚で哲学的。 昆虫を始めとする「森の奥のいきもの」たちが独特の風合で命を吹き込まれている。 ドーム兄弟はより明朗で伸びやか、太陽と風の気配をしのばせる植物たちが印象的。 何だか「生きるよろこび」を伝えてくるような、それ自体が生きもののような作品たちです。 そしてアール・デコを代表するラリックは、より工芸性が高まった香水瓶や置物などを産み出す。 精緻な細工で彫りこまれた香水瓶なんて、思わず触れてしまいたくなるような完璧さ。 私が特に好きだったのは、ドーム兄弟。色彩が素晴らしいんですよ。光を含んでるの。 見ているうちになぜか、この人たちは心から人生と神様を愛してたんだじゃないかなと思った。 美しさにもいろんな種類があって、いろんな方向があるんだな。 しかしすごいなあ、ガラス製品をつくるだけですごいのに、いったいどれだけの高みだ。 何たってガラスの質感の美しさ。あれは写真じゃ分からないですよ!実物を見るべき。 福岡県立美術館で6月3日(日)まで開催しています。オススメですよ♪ アール・ヌーヴォー ガレ、ドーム、ラリックの煌き / 平凡社 ISBN : 458294499X
by saku_2425
| 2007-05-20 17:09
| アートをかんじる
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