人気ブログランキング | 話題のタグを見る

主人公は僕だった/バベル

昨夜は生まれて初めて、映画を連続で観ました。

鑑賞したのは、「主人公は僕だった」と「バベル」。
どちらもすごく良かったです。

特に前者。好みだった!拍手しようかと思ったくらい(笑)
ポスターくらいしか観てなかったので、「トゥルーマン・ショー」みたいなものかと思いましたが、
もっと達者で、工夫が凝らされてて、哲学的で、立体的で、人間的で、かなり私好みでした。
キャストもいいよ!みんなとっても魅力的。エマ・トンプソンってキュートだね。
惜しむらくはラスト・・・ラストが・・・。いや、映画のラストじゃなくって・・・。
ああ、ネタバレで言えないけどそこはやっぱりさあ・・・(笑)

そして後者。話題になった割には周囲の評判はそれほど良くなかったのだけど、好きでした。
伝わらない想い、交わらない文化、めくるめく断絶に容赦ない無理解・・・って感じでしたが、
ただどうしようもない現実をバラバラ切り取って観客の前に投げ出すのではなく、
監督の意図と信念のようなものが最後まで、透明な強い糸として映画を支えていたような。
それがあったために、よくありがちな「後は観客が考えろ」的な後味ではなく、
「分かって欲しいと切実に求められている」的な後味になったんだと思います。

しかしねー!一日に2本も映画を観るなんて。
「主人公は僕だった」を観て、満足して帰ろうとした私の足が止まったのは、
毎月「映画の日」に映画マラソンと称して映画館をハシゴする友人を思い出したからなのです。
「そうか、観ようと思えばあと一本、観て帰れるんだわ・・・」と初めて気づいた。

5分間、チケット売り場で逡巡した挙句、思い切って、えいっ!とチケット購入。
しかもその件の友人・発生くんにばったり会い(本日5本目だったそうです)、
それぞれの映画を堪能してから一緒に帰ってきました(超ご近所なのよ)。

考えてみれば、本は何冊でも連続して読むのよね。
それで感想や読後感が混ざるということもないから、単なる慣れの問題なんでしょうね。
でも、本はとりあえずそこにあれば何でも読むけど、映画は観たい作品がなかったら観ないな。
・・・って、あれ、普通はそれが当たり前なんじゃない!?
映画フリークの発生くんと、本フリークの自分を基準にしてはいかんな(笑)

面白い夜でした。いい映画だったな~♪
by saku_2425 | 2007-06-02 11:31 | 映画をみる
<< ホットケーキって 眠いんだってば >>