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しゃべれどもしゃべれども

先週、映画「しゃべれどもしゃべれども」を観ました。
佐藤多佳子さんの同名原作があるんですが、これがとてもいい小説なんです。
たしか、出版年の「本の雑誌」(椎名誠が編集長)で、年間1位をとったんじゃなかったかな?
「一瞬の風になれ」が2006年の本屋大賞をとるなど、いい作家さんです。

素直でケレンミがなく、さわやかな小説なんですよ。
ふだんあまり本を読まない人にもオススメ。読みやすいし、気持ちがいいよ。

って、小説じゃなかった、映画でした。これもいい映画でした。
原作のさわやかさを素直に生かしていたような感じでした。作りこみすぎずに。
主役の国分くんもよかったです。頑張ってる!って感じが、うまく役にマッチしてて。
微妙に着物が似合ってないのがまた、役にマッチしてるんですよ(笑)

ああ、あと落語シーンもよかったです。
いっしょに行った友人は落語に詳しい人なんだけど、国分くんの落語を聴いて、
「下手な二つ目より上手かったです」と誉めてましたもん。
あと、彼曰く、劇中で演じられる「火焔太鼓」は、古今亭志ん生に似てるとのことでした。
私にはよく分からないんだけど・・・。

いつか機会があれば、寄席というところにも行ってみたくなりました。

しゃべれどもしゃべれども
佐藤 多佳子 / / 新潮社
ISBN : 410123731X
by saku_2425 | 2007-06-24 12:05 | 映画をみる
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