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一日の重み

やらなきゃいけないことがいろいろある気はしてたけど、やはり今週はハードだった。
カラダの細胞ひとつひとつが水を吸ったようにぐったりと重く、ベッドから動けませんでした。
散々眠ったのにまだ眠い。力を失った四肢が、シーツに潜り込まんばかりに密着している。

こういうときに諦めがいいのが私の長所(もちろん短所でもある)。
溜まっていた本を数冊と、あっためたパンと牛乳をトレイに載せてベッドに戻り、ぬくぬくと読書。
部屋はひたすら静かで、ときおり聞こえるのは鳥のさえずりと近所の子どもの笑い声だけ。

本を読み、ときどき眠くなってはまどろみ、また目覚めて本を読み、暗くなったので電気をつけてまた本を読む。
外出どころか、寝室からさえもろくに出ない一日。消費カロリーはどのくらいだ??
この24時間で大きな仕事を成し遂げた人もいるだろうし、国境を越えた人もいるだろうし、
結婚した人も、財産を獲得した人も、生まれて初めての経験をした人もいるだろうに。

「今日を最後に、あなたの人生が終わります」とここで宣告されたらどうだろう。
慌てて起き出してどこかに行くだろうか。
「こんなことしてる場合じゃない!時間がもったいない!」と動きだすだろうか。

動かないような気がするな~。怠惰というわけではなく、納得して選びそうな気がする。
この時間は私にとって、世界との調和を強く感じる、幸福の原型にもっとも近いものだからです。
ま、ようするにただの怠け者なんですけど(笑)
本当に久々に、心の底からリラックスしました。マイナスイオンのようなエネルギーがこぽこぽと体内に流れ込んでくるのを感じたよ。秋のひんやりとした空気と共に。

では、また眠くなってきたのでお灸をして寝ることにします。おやすみなさ~い。
by saku_2425 | 2007-10-14 00:28 | うたかた日記
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