ジョン・アーヴィングと新潮社をめぐる雑感

空いっぱいに低く垂れ込めた雲を見ていると、もうすぐ冬が来るんだな~と感じますね。
ときどき冷たそうな風が窓枠を揺らす今日は、部屋に閉じこもって読書三昧といきましょう。

ジョン・アーヴィングの新刊、『また会う日まで』上・下巻。相変わらず大長編でございます。
まさに稀代のストーリーテラー。「物語」の興奮を余すことなく味わうことができる作家。
ちなみに私が彼の作品の中でいちばん好きなのは、かの有名な『ガープの世界』です。
『オウエンのために祈りを』も大好きですが、あれはちょっと毛色が違うんだな。宗教書だ。

ところで話は変わりますが、この『また会う日まで』は、とても好みの装丁だ。
上・下巻で5,000円以上するから、どうしようかな~とちょっと購入をためらっていたのですが、
書店で実際に見るなりためらうことなくレジに持っていってしまいました(笑)
あんまりジャケ買いはしないんだけどなあ。

紙の質もいいんだよな。薄いけど適度に指になじんでくれる。書体も細身で繊細でいい。
ジョン・アーヴィングの壮大で広大で複雑な長編を読ませるにはちょうどいいバランスです。

この辺のセンスは、国内の大手出版社ではやはり新潮社がいちばんだと思う。
但し、文芸書です。文芸書以外は分かりません、すみません(笑)
出版社で本を選んでるわけではありませんが、気づくと本棚には新潮社刊のものが多い。
新潮社が強い分野が、私の好みと似ているんだと思います。現代文学、純文学、海外文学に強く、エンタメ系、ミステリー系には弱い。文庫のラインナップを見るとよく分かります。

ポイントが高いのが、文庫本にしおり紐(スピン)をつけていること。本読みの気持ちを分かってる。
いちいちしおりを取り出すのなんて面倒くさくてやってられないわ!
このしおり紐、現在では新潮文庫だけなんだけど、他のところもつけてくれないかなあ・・・。

まあそんなこんなで、『また会う日まで』、今日一日でどのくらい読めるかな。
では行ってきます(本の世界に)。
また会う日まで 上
ジョン・アーヴィング / / 新潮社
ISBN : 410519111X
また会う日まで 下
ジョン・アーヴィング / / 新潮社
ISBN : 4105191128
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by saku_2425 | 2007-11-11 14:08 | 本をよむ
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