2007年11月に読んだ本

仕事もひと段落して、嬉々として読んでる様子が伺えます。特筆すべきはエンタメ率の高さ。

●探偵ガリレオ/東野圭吾(文春文庫)
●予知夢/東野圭吾(文春文庫)
●容疑者Xの献身/東野圭吾(文藝春秋社)
●また会う日まで(上・下)/ジョン・アーヴィング(新潮社)
●私が語りはじめた彼は/三浦しをん(新潮社)
●犯人に告ぐ(上・下)/雫井脩介(双葉文庫)
●チーム・バチスタの栄光(上・下)/海堂尊(宝島社文庫)
●兼業詩人ワタナベの腹黒志願/渡邊十絲子(ポプラ社)
●袋小路の男/絲山秋子(講談社)

◆いちばん面白かった本
『チーム・バチスタの栄光』かな。

◆いちばん面白くなかった本
ごめんなさい。『私が語りはじめた彼は』だ。

11月はまず、ジョン・アーヴィングの新刊(相変わらず超長い)に一週間はまってました。
面白かったのですが、今までのと較べるとどこか物足りなかった!もう一押し!って感じ。
何がいけなかったのだろう?と考えてみると、どうも主人公が結婚しなかったところに不満があるようだ。あと、主人公がずーっと「親」に囚われてて、親を追ってるだけという点。
ジョン・アーヴィングの長編って殆どの場合、主人公の一生が書かれるんだけど、これは半生だった上に、いまいち主人公が自分の人生を生きてない感じがしたのだ。個人的な感想だけど。

東野圭吾の「ガリレオ」シリーズは、友人・にゃこちゃんに借りました。にゃこちゃんありがと!
短編集である最初の2作は正直言って面白くなかったのだ。そうだ、私は東野圭吾を心底面白いと思ったことがなかったのだった、と、読みながら静かに思い出してしまったくらい。
でもさすがに『容疑者Xの献身』は読み応えがありました。
と言っても、「最後の1ページのためにそれまでの全てがある」というつくりの小説に私が弱いというだけかも知れないなあ。
東野圭吾の苦手なところは、エンタメに純文学のエッセンスを中途半端に入れてくるところだ。
それを「献身」と迷いなく言い切れるくらいなら、エンタメに徹したらいいのに・・・と思いました。

あと、どうしても湯川教授に探偵としての魅力を感じないんだよぅ・・・。致命的だな。

それと較べると感心したのが『チーム・バチスタの栄光』でした。こちらは立派なエンタメだ。
ちょうどドラマ「医龍」を面白く観ていることも影響して、興味深く一気に読みました。
上・下で展開がガラッと変わるところも驚きましたね~。えっ、この人誰!?みたいな。
白鳥・田口コンビがまた出てくるらしい『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』も読んでみたいです。

話題作エンタメ系としてのもうひとつ、『犯人に告ぐ』。こちらも面白かったです。
エンタメと純文学の混合具合は、東野圭吾より深みがあり、毒もある。けっこう好みです。
「警察小説」としては、高村薫や横山秀夫のほうが骨太で興奮すると感じましたが、人間ドラマという視点で見ると、書かれた装置(「劇場型捜査」)も斬新でいい小説だと思う。

三浦しをんは純文学(っぽいの)には向いていない、まるで向いていない、どんどんエンタメ系を極めてくれ!と思いました。ブログもエッセイも面白いんだからさあ。

そんな感じの11月でした。
あ、図書館にまったく行ってない。12月は、行こう。
相変わらず好き勝手な感想だなあ・・・。愛ゆえということで、どうぞ大目に見てください。

チーム・バチスタの栄光
海堂 尊 / / 宝島社
ISBN : 4796650792
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by saku_2425 | 2007-12-06 00:20 | 本をよむ
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