今日は部屋を掃除したり年賀状を書いたり雑用を片付けたりしながら、静かに過ごしました。
ようやく1年を振り返る時間ができたので、ブログを読み返したりしながら色々考える。 ・・・考えれば考えるほど、今年は本当に「つらい」1年だったんだと心の底から感じました。 旅行も行ったし友だちも増えたし、明るい要素もあるんだけど、全体を通して振り返ってみると常に重く黒いものが心を満たしていたような感があります。 言葉にすると、たぶん「孤独」とか「焦燥感」とか「絶望」とか、そういう類のものだろう。 これまで一種の楽園にいた私が29年目で初めて目を覚まして自分を見つめた証拠でもある。 大袈裟だけどそれが実感。 村上春樹の『ノルウェイの森』で、成長期を共に過ごした恋人を亡くした直子が言う台詞に、 「たぶん私たち、世の中に借りを返さなきゃならなかったからよ。成長の辛さのようなものをね」 というものがありますが、私にはこの台詞の意味がしみじみ分かる気がするのです。 私が借りを返さなきゃいけないのは世の中じゃなくて、自分自身に対してだという違いはあっても。 なので、この苦しみは通過儀礼のようなもので、ここを乗り越えたら私は「本当の」人生を手に入れられるんじゃないかと漠然とですが思っているのです。すごい言い方になってますが。 そういう意味で、来年も苦しみは続くのでしょうが、逃げずに向き合いたいと思います。 まあ、でも基本的に人生の姿勢がナマケモノなので、向き合うだけ向き合って、「ま、そんなこともあるよね」と納得しちゃいそうで怖いですが、それも一興だ(一興か?)。 この1年、支えてくれた友人たちに深く感謝します。 訪れたたくさんの試練にも感謝します。 変わらず私を守ってくれた、愛する部屋や、光や、本や映画にも感謝します。 そして頑張った自分自身にも愛を捧げます。 2007年、私の心に触れた有形無形のもの全てに、ありがとうございました。
by saku_2425
| 2007-12-30 02:00
| うたかた日記
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