読書のBGM

最近の会社の昼休み時間には、お弁当を食べ終わった後、本を読んでることが多いです。
その際に、周囲に気が散らないようにMP3のイヤホンを耳に突っ込んでます。
実際に曲を流しているときもあれば、イヤホンはしているけど無音というときもあります。
本が選ぶのですよ。「歌詞ありは断じてダメ」「インストならOK」「音楽自体NG!」というふうに。

宇多田ヒカルの曲は、どんな本にも合いません。まったく合いません。
文章を咀嚼しているところに歌詞まで咀嚼してしまいそうになり、脳がグラグラしてきます。
同じく歌詞重視派のRADWIMPSはというと、これはけっこういける。何でだろう?
たぶん、ボーカルがバンドとなじんでるからだと思う。歌詞を頭で追わなくていい。
周囲から自分を切り離し、本の世界に没頭するための心地よい壁になってくれます。

先日、舞城王太郎の「好き好き大好き超愛してる。」を読んでいるときは、文体と合わせて疾走感のあるほうがいいのかと思ってthe yellow monkeyを選んだら、1分で吐きそうになった。
吉井さんの声は説得力がありすぎる。
じゃあこれでどうだ、とenyaを選んだら、すんなり読書に入っていけました。ううむ。

今日は大江健三郎でした。好きなんだけど油断すると脳が文章から離れてしまう。
流し読みができず、岩に一歩ずつ手足をかけて登っていくような読み方になる。昔からそうです。
よほど集中しないと進めない・・・と選んでみたのはイ・ムジチ演奏のビバルディの「四季」。
・・・夏までたどり着きませんでした。イヤホンをむしり取り、しばし机に突っ伏して休憩。
大江健三郎とビバルディは合わない。合わないぞー!いっそ武満徹とか聴いてやろうか。

そして今日も私の部屋は無音です。テレビのコンセントさえ抜いてしまった(何となく)。
読書のときに限らず、気分や状況に合わせて寄り添う音楽を自由自在に選べるようになれば人生の時間と空間がもっと広がるんだろうとは思いますが、道のりははるかに険しそうである。
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by saku_2425 | 2008-02-13 00:54 | うたかた日記
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