7月に入ると、博多の街には水法被に締め込みという男衆が出没するようになります。
博多祇園山笠という祭りは女人禁制、オトコの祭り。 山笠(でっかい神輿のようなもの)を担いで、男衆が博多の街を駆け抜けます。 「山笠があるけん博多たい!」という言葉もあるように、生粋の博多っ子は男女問わず山笠に夢中になるみたい。 同僚も、「私は"のぼせもん"だから、「追い山」(7月15日4時59分から執り行われる博多祇園山笠のクライマックス)は絶対見に行きます!」と宣言してたし。 昨日は「追い山ならし」という、追い山のリハーサルみたいなのがテレビで中継されてました。 七つの流(グループとか連みたいなもの)がそれぞれの山を曳(か)いて、速さを競う。 タイムトライアルの側面もあり、たしかに勇壮で迫力のある祭りです。 山笠は絶対的な縦社会。 子どもの頃から「先走り」で山に参加し、中学生、高校生と少しずつ役目を与えられ、 成人して一人前と認められたらようやく「赤手のごい(手ぬぐい)」を与えられて山を曳(か)くことを許される。そこには社会の地位や権力、コネなど一切関係ない立場関係があります。 どんな大きな会社の社長さんより、山の「台上がり(神輿の台座に乗って、山全体の指揮を執るリーダー)」がいちばんエライ。それが山笠。 「山笠の男はかっこいい~!」という女性の気持ちも分かる。気はする。 私も、外から眺める分には「いい祭りだなあ、続いていってほしい」と思います。 でも、私は山笠に参加する男性とは絶対に付き合わないと思う・・・。 女人禁制、縦社会、締め込み姿、命懸けの山曳き、伝統としきたり、全てが苦手な世界です。 まあ、粋とはほど遠いへなちょこ精神世界を生きているので仕方ないのです。 お祭りはやっぱり、家族で楽しめるやつがいいよ。 その点、「長崎くんち」はいいですよ。なごやかで、かつ華やかで、情緒があって。 「もってこーい」のかけ声があたたかく鳴り響いていた光景を今でも思い出します。 ・・・今年の10月、都合があえば10年ぶりに行ってみようかなあ。
by saku_2425
| 2008-07-13 13:00
| うたかた日記
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