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救命のリレー

今日は救急救命講習を受けてきました!

会社から誰かしら出席しなければいけない、という「義務」だったのですが、
「自分の大切な人が目の前でとつぜん倒れて、その場に自分しかいないというとき、
あなたが救命処置をできるかできないかでその人が生きるか死ぬかが決まるのです」
いちばん最初に救急救命士の人が言った言葉で参加者の目つきが変わりました。

「誰かが倒れているとき」「意識がないとき」「呼吸がないとき」・・・
実際にシミュレーションしながら、気道確保や人工呼吸、心臓マッサージを練習。
それから、初めて「AED」も操作しました。心臓に電気ショックを与える装置ですね。

心臓マッサージは意外に力が必要で、汗がにじんでくるくらいだったけど、頑張りました。
「呼吸が止まっている場合、いちばん怖いのは脳に酸素がいかなくて脳が死ぬことです。
心臓マッサージをして、血管を通して少しでも脳に酸素を送り続けてください」
そうか、心臓マッサージってそういう意味があったのか。脳に酸素を・・・。そうかそうか。

「救急車で病院に運ばれたら医者の力で何とか一命は取り留めるかも知れません。
でも、酸素を断たれて死んでしまった脳は、医者でも蘇らせることはできないんです。
何とか命は助かっても、それからその人は一生重い後遺症に苦しむことになります。
『自分は素人だからできない』とためらったその5分が、取り返しのつかない後悔を生むことになるんです。どうか、勇気をもって一歩を踏み出してください」

救命訓練の後は、止血の方法や搬送のやり方、喉にモノを詰まらせたときの対処法など、
日常生活にひそむ危険に対応する「応急処置」を習いました。みんな真剣。目がらんらん。

「『これがいい』とされる処置の方法は年々変わってきているんです」と言われたとおり、
私がおぼろげに覚えていた応急処置の仕方が今では危険と見なされてたりしてびっくり!
「倒れて頭を打った人は、動かさずにそのままの状態で置いておく」という知識が、
「ケガや出血を確認したり、安全な場所に移すことが優先されるので、数人で力を合わせてまずは搬送する」となっていたり、
「出血がひどいときは傷口より心臓に近い部分を布などで縛る」という知識が、
「血流が阻害されて壊死の危険性もあるのでそれはダメ。傷口に清潔なタオルなどを直接押し当てて止血する」となっていたりしました。良かった、聞いていて。

3時間の講習の後、「普通救命講習修了証」というものをもらいました。

「第一発見者のあなたが、救命のリレーの第一走者です。
救急車で第二走者がやってくるまで、しっかりとバトンを握り、後につないでくださいね」

はい、頑張ります!


救命のリレー_f0034543_075254.gif今日の服と同じ色。オレンジは希望の色
by saku_2425 | 2008-07-19 00:09 | うたかた日記
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